【躯体概算】
1.基本数量・・・「概算.xls」よりデータ転送窓口となる。→  (単独での使用も可能) .
RC・SRC造・S造、15層以下の構造に対応。 (S造の場合は梁断面設定に注意)
・ 転送により全データが設定されるわけではない、その他必要なデータを入力する。
・ 1階柱本数とグリッド数は平面配置とは連動しない。 (必須入力
・ 基礎階スラブ面積とは、床下ピット等のスラブ面積。
・ PHは一般階部掛りにより算出。
2.平面配置・・・柱・大梁(地中梁)・軸内壁・土工事の数量算出を行う。 .
6軸×10軸のグリッドに対応。
・ 柱・大梁は地上・地下別に階数を入力。
・ スパンは大梁センター間、斜軸には対応しない。
・ 壁は柱間有効巾に対し「0〜1」の率により面積を算出、この率は全階共通のため、必要に応じ階毎の修正を行う。
・ 土間範囲・ピット範囲にそれぞれ「1」を入力
・ この配置によるグリッド面積は、スラブ面積に反映しない。(軸柱、大梁算定用)
3.軸組・・・平面配置の各通りに対し部分修正を行う。 .
梁基準成・梁巾・壁率の修正が可能。
・ 柱・梁 該当範囲に「1」が表示される。
・ 平面配置上で柱抜けの場合、梁成の手動調整が必要となる(スパン合計長に対する梁成調整)
・ 大梁数量はスラブ厚部分を除く成にて算出し、別算出のスラブ厚部を集計時に合算する。
・ 自動処理では大梁無しは、壁無しとなる。  壁算入の場合、大梁を設定し、断面(Gh)をスラブ厚に修正する。(スラブ厚以下の場合、梁数量が負となる)
4.詳細設定・・・各部位の基本設定、断面設定、基礎設定、鉄筋量設定を行う。 .
【柱】
・ 最上階断面 ・ 階毎の加算値を自由設定。
・ 1本当りの面積30m2、積載荷重200Kgに対する断面補正。
・ 断面は各階固定。(低層部・高層部での断面調整不可)
・ 基礎柱は計上しない、地中梁から柱巾を控除しない事で対応。
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【梁】
・ 梁長は柱間有効巾を自動算出。(軸組)
・ 梁巾は(0.35〜0.45)で階固定設定、修正可。(軸組)
・ 梁成のスパンに対する率 ・ 階毎の加算値を自由設定。
・ 梁成は各階固定ではなく、スパン毎の層数により変動。(軸組)
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【地中梁】
・ 梁長は柱巾を控除しない、基礎当りも控除しない。(軸組)
・ 梁巾は最下大梁+0.05。(軸組)
・ 梁成は(地上高+地下高)×0.04+0.5 を標準成とし各層数により変動。(軸組)
・ GL基礎階のみ梁上増コン(土間下−梁天)を自動算入。(軸組)
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【小梁】
・ 一般小梁全長=グリッド短辺(長辺)×スラブ面積チェックによる本数÷1グリッド面積×全体面積
・ 持出面積に対して、先端長=持出面積÷短辺(平均持出長)、Σ持出長=先端長÷梁ピッチ×短辺
・ コア部等の小梁集中に対し、補助小梁の割増率を入力。
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【地中小梁】
・ 小梁算出方法と同じ、土間(梁内)・置スラブ面積に対して算出。
・ ピット部では一般小梁と地中小梁を選択、地中小梁の場合の梁成は地中大梁と同じとする。
・ 地中大梁と同様に梁上増コンを自動算入。
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【床】
・ 梁を含む全体面積に対し、大梁・小梁部を控除する。(持出し部の集計区分はしない)
・ 小梁算定のために、グリッド部面積・持出し部面積を区別する。
・ 基礎階では、床(グリッド部・持出部)・土間(置スラブ部・土間(梁内)・土間(梁外))を区別する。
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【軸内壁】
・ 柱巾・梁成を控除した面積となる。(軸組)
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【軸外壁】
・ 長さ×(階高−スラブ厚)、小梁の控除はしない。
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【階段】
・ 平均階高より段数(@200)・踊場ヶ所数(@2,000)を算定、全て自動算出する。
・ 段部・踊場・中壁・手摺のうち不要の部位は断面「0」にて調整。
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【基礎】
・ 地上階設定完了後、固定荷重・積載荷重の設定、基礎種別選択により断面自動設定。
・ 1ヶ所当りの荷重は平均による。偏心には対応しない。
・ 断面は全基礎共通とする。
・ 杭による地業控除はしない。
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【土工事】
・ 根切は、平面配置により自動算出。(地下部は別途加算のため除外)
・ 基礎設定断面とリンク、深さは周囲梁成+段差
・ 地中梁設定断面(軸組)とリンク
・ 土間部の地中大梁間残巾1m以下を自動根切算入するが、地中小梁には適応しない。
・ 地中小梁の根切はグリッド残面積に対し@小梁長×根切W×H
・ ピット根切り深さは周囲最大梁成とする。
・ 土間部ではGLとの関係をもとに鋤取を自動算出。
・ 盛土は、土間(梁内)・置スラブの地業面積に対してGLとの関係をもとに自動算出。
・ 残土は、基礎・地中梁(GL下)・地中小梁(GL下)・耐圧版・Pit空・地業・地下部を加算。
・ 基礎・地中梁地業面積は各断面+0.1×2、土間地業面積は梁巾を控除。
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5.個別拾い・・・全体拾いに適応できない部分(分離したい部分)は、個別拾出しにて対応。 (主要部位のみ)

6.集計表・・・ 長×根切W×H
	・ ピット根切り深さは周囲最大梁成とする。
	・ 土間部ではGLとの関係をもとに鋤取を自動算出。
	・ 盛土は、土間(梁内)・置スラブの地業面積に対してGLとの関係をもとに自動算出。
	・ 残土は、基礎・地中梁(GL下)・地中小梁(GL下)・耐圧版・Pit空・地業・ (この集計数量をもとに、概算.xlsの躯体設定を入力)
【以 上】