私は、積算業務に長く従事してきました。 もうずいぶん前になりますが、 積算技術者として未熟な私に 『パソコンで図面を読み取れば早いじゃないか、
そのうちそんな時代がくるよ』 と言われたことがあります。 |
しかし、いまだそれが実現できているようには思えません。 積算ソフトの中には、図面を新たに入力し数量算出するものもありますが、 それでもかなりの労力が必要です。
ましてやデザイン豊かな建物の再現には少し無理なところもあります。 |
積算作業の大変さは、 さまざまな確認事項を、短時間で大量にこなしていかなければならないところです。
ですから、積算の効率化は、この確認作業がいかに手順良くスムーズにできるかにかかってきます。 |
最近では、人口知能があらゆる分野でその応用を期待されていますが、 積算においても 「図面を理解し、積算数量に変換させる能力」 に適用できるかもしれません。
AIが判断し、あらゆる煩雑な作業の自動化ができた時、 それが 『・・・そんな時代』 なんだろうとは思います。
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現在のところ、積算はまだ多くを経験と手作業にたよらなければなりません。 しかし OA機器の利用により大きく作業フローの改善と省力化をはかることは可能です。 |
建築積算は大きく 「躯体積算」 と 「仕上積算」 に分けられます、
そしてコストプランニングのための 「概算・試算」 も一つの分野です。
また、物件管理と見積データから得られる様々な情報の整理等、「見積を管理」する業務は、
企業力を左右するといっても過言ではありません。 |
この4分野について以下に紹介します。 |