仕上積算アクセル

　　＜Ｖ8.2 R5/7 (H11/2～)＞　　　　　　　　　　goto　myhomepage　ksekisan

　● 『仕上積算アクセル』について

　『仕上積算アクセル』の名前は、　アクセス＋エクセル　（Microsoft）によるものですが、データベース＋表計算、　この２つの長所を生かして構成しています。

アクセスはデータの入力・分類処理・表現性・共有性・操作性など多くの長所を持ち、エクセルはマクロ処理、汎用性（使いやすさ）に優れています。

まず、アクセス『仕上積算』で拾い作業を行い、　拾い終了後データをエクセルファイルに変換します。

変換データは、エクセル『集計表』によって、　集計と内訳書作成　を自動処理します。

　※環境設定（ファイル管理）、複数人拾い等について　 →　

　を参照。

A．仕上数量拾い 　--- 『仕上積算．mdb』　（説明画面はいろいろなバージョンが混在します。）

メインメニュー（ボタンの説明にジャンプします）・・・・・メニューバックは2タイプ。

A-1．『科目登録』
- ここで設定した科目名・順番に従って内訳書が作成されます。　（科目数は28種類まで）
- 科目名称の修正が可能です。　
  　　　但し、建具科目<金属製建具工事・木製建具工事>は、計算処理上、修正不可としました。
  　　　また、後で科目名を変更した場合、くい違いによるエラーが発生します。　!! 注意
- 本来、同科目となる仕上項目を、科目登録により分類する事で、仕上項目の整理をすることができます。
  　たとえば、金属工事 ⇔ 金属工事(LGS)、内装工事 ⇔ 内装工事(仕上) ・内装工事(下地)

A-2．クイックアクセスツールバー，　ツールバー　

・ｸｲｯｸｱｸｾｽﾂｰﾙﾊﾞｰ	（ユーザー設定）	元に戻す・やり直し \| 昇順・降順 \| 選択フィルタ・非選択フィルタ・フィルタ解除　･･･必要に応じ、「プライバシーオプション」にてカスタマイズ。
・　　〃	（仕上積算共通）	印刷・ページ設定・印刷プレビューを閉じる
・ツールバー	（上図　右）	建具リスト \| 外部仕上表・外部雑 \| 床仕上表・巾木・壁・天井・廻縁・内部雑・内部雑室別 \| 他参照（外部・内部床・壁・天井) \| ツールバー閉じる

A-3．建具

Ⅰ．建具リスト　（分類別内訳作成、壁面積減算）
- 『Ｎo』順に分類別内訳書が作成されます。　（番号は重複不可、飛び番号可）　（以下、共通事項）
  　リスト番号は99まで。（これを超える場合、別ファイルでの継続入力も可能だが、拾い・集計・内訳は別個となる、99までが基本）
  　※ 不足時対処：リスト選択による建具減算不可 → 減計算式入力、建具関連数量 → 雑拾い、不足リスト内訳手入力。
- 『Ｎo』下の番号は、表示順を示す。　追加建具があった場合、建具番号順に並び替え。　番号修正 →【昇順】クリック。　（以下、共通操作）
- 建具寸法は、1W×1H，2W×2H，3W×3H　と内訳表示されます。（たとえば、1,000×1,600 1,200×900）
- 建具面積は、1W×1H＋2W×2H＋3W×3H　　形状が複雑な場合は面積計算を利用。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ 面積計算活用のヒント：たとえば仕上げの異なる腰壁を除く面積とし、腰壁部は別途減算。
- 【複写】は、複写元を選択し【複写】クリック → Ｎｏ、記号、寸法等を修正。　 スピードアップに有効　!!!　　（以下、共通操作）

Ⅱ．建具拾い

左リスト『建具』を選択し、右必要項目を入力。
『トロ詰』『コーキング』『額縁・枠』は、4周・5周・3方に必要ヶ所を入力。　！5周＝4周＋水切　！形状が複雑な場合は計算式入力。
『額縁・枠』は、3種類の選択が可能。
【額枠リスト】は、12種類まで、　材種・仕上・形状を入力。　！不足する場合は雑入力を利用。　！断面多数の場合、「〇～〇」等の表現。
『仕上』は、科目・単位・仕上名称を設定、　面積に対する係数、あるいは計算式を入力。　　！塗装係数（積算基準）を参考表示。
硝子入力はヶ所当り、集計時に倍数されます。
硝子拾いの名称・仕様、寸法行が足らない場合、硝子枠下部の移動ボタンで次レコードに移動。
その他建具関連項目も、雑入力を利用。　但し、金属製建具工事・木製建具工事は選択不可。
【硝子全データ】により、データ全体を表示し、削除・修正が可能。　（たとえば、建具番号や記号変更によって非表示となったデータを削除する）

A-4．外部

Ⅰ．外部仕上表
- 【Data】ボタンは、仕上げ表データを表形式で表示（下図）　また、他物件データ（エクセル）を行単位で複写可能とした。　→　A-8．Ｅxcel変換
- 【一覧】ボタンにより、仕上表全体を確認します。
  　　　【コード順】(左図) と【表示順】(右図) を表示切替え。　（以下、共通操作）
  　<>

Ⅱ．外部拾い一覧

『Ｎo』『場所』『ヶ所』は必須入力。
『Ｎo』の変更により、集計順番を変更できます。　関連拾いデータも追従。
『ヶ所』は、拾い数量を倍数します。　「0」または"空白"　→　集計除外。
仕上1、仕上2に主要仕上げ番号を選択。　拾い入力時の参考となります。
確認欄･メモ欄は、拾い作業の進捗状況や注意点等の記録に利用します。　（例えば、〇拾い済、◎確認済、△一部保留、※要確認、×除く）
ボタンにより、部位毎・仕上毎の数量確認ができます。　（内外共通）
ボタンは、外部拾いデータを印刷します。（印刷プレビューを表示、用紙はＡ４縦）　（内外共通）
【複写】は、場所情報（確認～メモ）を複写。（最終行に追加、NO修正）　（拾いデータは複写しない）
をクリックし拾い画面に移ります。

Ⅲ．外部拾い

左枠［外部ページ選択］で、『場所』を選択。　入力画面が前面になる。
部位【屋根】【立上】【壁】【天井】の４つに区別しているが、部位と仕上げが関連づいているわけではない。　仕上げ表部位を表示。
（たとえば、【屋根】にて外壁仕上げを拾っても、屋根仕上げになるわけではなく、仕上表部位による集計となる。 →　内部は、部位仕上げ固定
仕上コード、建具リストをプルダウンリストより選択。　建具リストにより面積減。
【屋根】【立上】では、2種類の仕上げ選択により、組合せ拾いが可能。（3+3＝6種の複合仕上）
正しい計算式でない場合、集計エラーとなる。　（内外共通）
行数が足らなくなれば、次レコードに移動し（レコード l＞）仕上コードの再入力より継続。　（内外共通）
各部位下部の「指定Ｐ」はページ表示順を示す。　諸々操作後、ページ順が入替る場合があり、このＰ指定にて調整。（内外共通）

A-5．内部

Ⅰ．内部仕上表　（床・巾木・壁・天井・廻縁）　･･･　外部仕上表の説明参照　　　但し『部位』(床・壁・天)は必須入力

Ⅱ．内部拾い一覧

『室名』には室名以外を入力しても良い。　たとえば、｢間仕切｣、｢断熱材｣等。
『室区分』は、たとえば和室の６帖とか4.5帖といった区別を入力。
『室数』は、拾い数量を倍数します。　「0」または"空白"　→　数量・室別雑を集計除外。
『天井高』『各部位仕上』は、拾い入力時の参考となります。
ボタンにより、　部屋別各部位、仕上別（床壁のみ）の数量確認ができます。

Ⅲ．内部拾い

左枠［内部ページ選択］で、『室名』を選択。　入力画面が前面になる。

『周長』は必須ではないが、巾木・壁・廻縁では合計値の利用、床・壁データ入力の参考となります。

【1－2】は、仕上【1】より仕上【2】を減算するかどうかを選択します。　減算は1を選択　･････　【1】で全体を拾い、部分【2】【3】を減算する方法
この場合、建具リストによる建具面積は除外されます。（建具を含む面積を減算）
しかし、たとえば【2】でオープン面積等の計算式による減算をした場合、
減算した面積を【1】より減算するため、結果として全体面積から減算してない事になります。
これを修正するには、　①【1】【2】の両方に減式を入力、　②最初から別々の拾い、　③【1】【2】の順番入替え。
計の値を確認！（【1+2】＝【1】+【2】、【1+2+3】＝【1】+【2】+【3】）

【1】【2】【3】と区別しているが、同仕上としても良い。　　（床・巾木・天井は10行、壁は15行の計算式）／1ページ

【床】【壁】【天】では、2種類の仕上げ選択により、組合せ拾いが可能。　（仕上と下地の組合せを工夫し、リスト数を減らす）

巾木、廻縁の『周長』に　室周長計を転記。　この値に対し増減します。

天井の『床面積計』に　床合計値を転記。　この値に対し増減します。

室別雑は、室倍数されないため、全数を入力。（但し、室数=0での集計除外）　→　A-7．雑入力参照

A-6．他参照 　　ツールバー参照［外部・床・壁・天井］　

・拾い入力中、他場所や室のデータ参照・修正が可能。
・外部【場所Ｎo】　内部【室Ｎo】を選択。　　外部は、スクロール2段。　内部は、床巾木・壁・天廻縁に区別。

A-7．雑入力　（メニュー、ツールバー）

雑入力では、内訳形式での入力をします。　
『Ｎｏ』上段により科目を選択、　同下段は、科目内の順番を設定します（重複可能）

計算式により数量算出。（拾い記録）

【複写】利用で、同種項目の入力を省力化。

「仕様」枠不足は、上図ヒント参照。

共通雑（外部・内部）と、 室別雑 の３種類。
室別雑は、内部各室拾いでの全室分を集約。(下図)　　･･･　！複写し、室名変更や部分修正による活用。

A-8．Ｅxcel変換

・集計用　全データ	：拾い作業終了後、エクセル集計処理の準備をします。　必須!!
・仕上表・雑　転用	：必要に応じ、他物件に活用。

　　※ 拾い計算式エラーがある場合、変換不能

※仕上表・雑データの利用法　　　→　外部仕上表【Data】参照
　　「仕上表雑データ.xlsx」（C：\仕上積算）　参考行を選択（行番号部クリック）　コピー。

　　　　　　　↓
　　　　　　　↓
　　仕上積算.mdb （アクセス）【Data】に　行単位で貼付け　（メニューバー＞ホーム＞貼り付け）　　複数行可

　　※貼付後、リストにて表示順を修正ください。

A-9．マスター追加・修正

「ｓｕｂ」フォルダのマスター.mdbとリンク。

A-10．データ削除

　※たとえば、拾いデータのみ削除して、仕上げ表を再利用する方法！

A-11．その他、補足説明・注意事項 　　＜【操作説明】ボタンにより、ネット紹介ページにリンク＞

右クリック → レコードの削除について
　　(1)外部・内部拾い一覧　→　場所・室に関連する 仕上げデータ、拾いデータ、室別雑　全て消去されます。　注意!!!
　　(2)各拾い入力の場合　→　　各部位レコード単位の数量データが消去されます。

『入力エラーの解除』 → 『ＥＳＣ』

仕上表での科目未選択の項目は、内訳にて最終科目に計上。

ファイル管理について　　　　　　→ 参照。

複数人拾いについて （2っの方法）　　 ↑
　　(1)．ネットワーク(LAN)でファイル共有・・・拾いは共同作業、　集計・内訳作成は単独処理。
　　(2)．担当別での分担作業・・・・・・・・・・・・集計表の合算により全体内訳書を作成する。

B．集計と内訳作成 　--- 『集計表．xlsm』

集計処理　　ツールバーボタンにより集計開始。　（所要時間は集計・内訳共、概1分内）
- 室名欄と数量欄 の修正・追加が可能。　ここでの合計値が内訳数量に反映されます　（但し、再集計では全消去されます）。
- 上部仕上表欄の修正は不可。
- 部位ボタンクリックにより、各集計表に移動。
- 各シートの印刷ページは 3～6P、集計値のあるページのみ印刷。

内訳処理　　集計・調整後　ボタンにより内訳作成。
- 内訳書は上図書式にて、エクセルで作成されます。（1行2段で作成、1行1段変換対応）
- （外部）（内部）（建具）別に分類。
- 科目単位で最終ページ最終行に｢小計｣を表示。
- 計算式は『数量×単価=金額』のみ設定。　他は自由にアレンジ下さい。
- 画面左上の『Ｐin』ボタンにより１ページ単位での挿入とページ追加。
- 「下」「右」は、カーソル移動選択、「貼付」は値のみ貼付け。
【以上】

説明Ｔｏｐ↑　　　　　　　　　　goto　myhomepage　ksekisan

'メニュー '建具リスト '建具拾い '外部拾い一覧 '外部仕上表 '外部拾い '内部仕上表 '内部拾い一覧 '内部拾い '雑 'Ｅxcel変換 '無し？ 'マスター追加・修正 'ツールバー '集計表 'データ削除 '室別雑