基礎工事拾い

 ■ 基礎伏せ配置によって、 コンクリート・型枠だけでなく、 根切や残土、地業を同時算定する。
  ● 対象数量。
1
コンクリート、型枠、(土間コン)
2
根切り、埋戻し、残土、盛土、床付け、基礎地業、土間地業、捨コン、捨止め型、(防湿シート、断熱材)
  ● シート構成  (説明目次)
  シート名   内  容
 1断面  基礎, 柱, 大梁・小梁, 土間・耐圧, 地業
 2配置・集計  軸設定(通りとスパン), 基礎,梁,土間の配置。 配置同時集計。
 3芯調整  基礎,梁の寄り寸法入力
 4柱配置  柱配置と寄り寸法
 5個別拾い  根切り, コンクリート,型枠, 残土,盛土, 地業,捨コン
 6各種数量表  [根切計測]・[土間計測]・[根切], [梁長]・[基礎当]・[梁交差]・[躯体], [土間]・[地業] 

 1. 断面  (下図参照)
1 GHは、地業を除く深さ。
2 基礎G− = 柱の下位置
3 土間=(土間厚t+地業厚+捨コン厚) 土間高G+ → +値根切−値盛土となる。


 2. 配置・集計
1 まず、通り芯スパンを設定。  X計、Y計で合計スパンを確認。
2 ドロップダウンリストより部材配置、 同時に数量算出。
3 X20 × Y10、 軸数が不足する場合、 最上軸・最右軸をダミー(非集計)とし、別ファイルにてダミー軸より継続入力。
4 基準高調整±は、GLの上げ下げによって根切と残土を瞬時に算定。 現状高さの変更 や、GL最適値の検討。
5 下表の参考断面リストから、[コピー]・[値貼付]によって複数一括入力(+[Ctrl]ボタン)
6 [上][下][右]はセル移動方向の変更。


 3. 芯調整  
1 基本配置では、軸が部材センターとなる。 芯位置により根切面積や土間面積が異なり、 根切や盛土、土間関連数量に影響。
2 必要に応じ、X・Y方向への「寄り値」を入力。 右・上方向が左・下方向が


 4. 柱配置 ・ 寄り設定
1 柱交差・梁交差の「芯寄り」も、梁長さに影響。 (梁交差も寄りのみ設定)
2 梁、土間配置を参考表示。


 5. 個別拾い
1
根切り ・・・ 配置外(付属棟や斜め軸)を算定。  梁A、土間ACによって斜寸法、斜面積を計算。

2
コンクリート 〜 捨コン。  計算式と該当枠に値入力。

 6. 各種数量表
1 「根切計測」  部材毎の根切寸法表。
2 「土間計測」  面積計算表。(スパン面積−基礎−梁)
3 根切  部材毎の根切面積・根切体積、 全体集計。

4 「梁長」  躯体梁長,地業梁長の計測。 交差部(柱・梁)の高さ算定。
5 「基礎当」  基礎と梁との重複減、接合増コンを計測。
6 「梁交差」  梁交差部のコンクリート,型枠,残土を計測。 柱交差部の減仕口面積を計測(1.0m2超えのみ)。
7 躯体  各計測表より コンクリート,型枠,残土を計算・集計。


8 土間   1.盛土の計算・集計。 2.土間面積,柱梁面積を参考に、土間コン、防湿シート等を算出。 (セル式入力:”=セル選択+セル選択+・・・”)
9 地業   1.基礎・梁の地業面積(床付け面積)を集計、×tにて体積計算。 2.土間地業体積の集計。 3.基礎・梁の捨コン、止め型枠集計。


    【以 上】   目次へ