V6.0(2022.9) H9.12〜   goto myhomepage ksekisan
 ● 『躯体積算エクセル』について
この『躯体積算エクセル』は、 当初たんなる単純計算のために作成したものですが、 データ処理・集計のプログラム化により、
一貫処理可能なレベルまで作りあげることができました。  作業効率は、手拾いに対し1/10以下に短縮できると確信しています。
 ● 概要・特長
 
1. エクセルで作成。 複写を多用し、入力作業を省力化。
2. 部位ファイル(柱・梁等 11種類)により 計算・部位集計。  そして、これらを総集計するためのファイルにより構成。
3. 総集計ファイルでは、各部位の階別数量を半自動集計、 内訳作成までフォロー
4. コンクリート強度別の鉄筋定着・継手L1,L2 対応。
5. 各部位拾いの特長
 
・柱、大梁、小梁  連続する主筋本数の定着・連続を自動処理
・大梁、小梁 指定端部の選択処理が可能。 接続梁間の段差定着算定。 増コン・補強筋の算出。
・地中梁 土間取合い上部増コン・シャコネクターの算出、 残土体積・地業面積算出。 梁上面積による土間地業面積控除。 
・床・土間  床底 型枠・地業・無し の選択。 土間端部補強、差筋拾い。 防湿シート・断熱材、残土算定。 
・壁  仕口削除指示。 スリット対応。 コーナー補強筋。 開口減開口補強
・基礎  地中梁取合の重複減 ・ 増コン ・ 補強算出。
・雑  パラペット・手摺、 機械基礎拾い。
・根切  グリッド10×20の部材配置計測。  GL高調整数量の一発処理。 部材毎の芯ズレ調整
・共通  その他、部位拾い未対応の調整拾いを自動集計。
 ● 説明目次
使用ファイル名
説 明
   1. ファイル構成と適応範囲  操作・注意事項
   2. 作業手順
 柱.xlsm  3. 柱リスト    4. 柱拾い
 大梁(小梁).xlsm  5. 大梁リスト   6. 大梁拾い  7. 梁増コン
 床.xlsm  8. 床リスト    9. 床拾い
 壁.xlsm  10. 壁リスト   11. 壁拾い  12. 開口拾い
 階段.xlsm  13. 階段リスト  14. 階段拾い
 耐圧版.xlsm  15. 耐圧版リスト 16. 耐圧版拾い
 雑.xlsm  17. 雑リスト   18. 雑拾い
 基礎.xlsm  19. 基礎リスト  20. 基礎拾い
 共通.xlsm  21. 共通拾い
 断面リスト.xlsm  22. 断面リストのリンクと参照
 総集計.xlsm  23. 総集計ファイル
−〃− 
 24. 全集計
−〃− 
 25. 集計表の確認と印刷
−〃− 
 26. 歩掛表
−〃− 
 27. 数量明細の最終調整と内訳作成
 根切.xlsm  28. 根切
 寸法計測.xlsm  29. 寸法計測

1.ファイル構成と適応範囲 (目次へ
A. ファイル構成
B.部位ファイル

   なお、上表は1ファイル単位なので、ファイルを追加することで制限はなくなる。(但し自動集計は2ファイルまで)
   最低処理部材は、全てを「1ヶ所」とした場合の部材数
C. 総集計ファイル ・・・ 基礎階 2層, 上階 20層(地階〜最上階)
D. 操作注意・ツールバー
 ・ データ入力での 移動厳禁  複写は[値貼付] 計算式保存・書式保存

 ・ ツールバー
    各部位ファイル 

 
    総集計ファイル 
  [ToP]〜[内訳調整] はシート移動 水平整列 プレビュー セル移動 0表示 リボン表示
2.作業手順 (目次へ
     
1 工事別にフォルダを作成し、必要ファイルを複写。(ドキュメント、又は、C:\躯体下)  
2 概要・特記の確認 → 総集計.xlsm 工事名,階・面積,コン強度,地業等を入力。
                        → 23.総集計ファイル 
3 部位別拾い。 (基礎 〜 雑) 右図参照
 a.断面リスト入力。
 b.数量拾い。(部材寸法、 端部情報)
 c.ページ計算・集計
4 その他拾い(特殊形状,補強筋) ・・・ 11共通.xlsm, 各種基礎.xlsm (別途),手拾い
5 根切り拾い  → 28.根切
   
6 総集計.xlsm: 各部位ファイル全集計。     → 24.集計シート
  〃    その他数量入力。(未対応項目を集計表直接入力、歩掛対象)
  〃    集計表歩掛表の確認。      → 25.集計表 26.歩掛表
  〃    数量・仕様分類, 内訳調整     → 27.数量明細の最終調整
  〃    内訳作成
 
3.柱リスト (目次へ
 

1.柱リストは80種。 主筋はD16〜D35、 その他はD10〜D16
2.単位は、鉄筋径がm/m、その他は全てm単位で入力。    (以下、各部位共通)
3.鉄筋径はドロップダウンリストより選択。          (以下、各部位共通)
4.コンクリート・型枠のみ算出する場合は、範囲のみ入力。  (以下、各部位共通)
5.丸柱φ(径)は種類まで集計。  (その他径は計算書表示、ただしコンクリート・鉄筋は全て集計)
6.フープ種』は、 0=一般,1=特殊(スパイラル・溶接フープ)を選択。  
 特殊は、スパイラル ・ 溶接フープを選択。 溶接フープは溶接ヶ所を集計。
フープ・ダイヤ型』は、上図より番号選択。 (フープ:1〜9,ダイヤ:1〜8)  ダイヤフープ枠を活用し型不足を調整
7.定着長L2を個別に設定可能。コン強度別L2を確認  また、上下階本数差の定着鉄筋の余長、 柱頭柱脚本数差による鉄筋余長を設定可能。
8.リスト名は、同記号を禁止(同記号の2番目以降は無効) たとえば1C1、2C1と区別 (以下、各部位共通
9.その他注意事項は上図右欄参照。    (以下、各部位共通
4.柱拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、8行×20P=160行。
2.部材リスト ・ 端部情報は、 ドロップダウンリストより選択。  以下、各部位共通
断面リスト参照】ボタンより、「断面リスト」ファイルを並べて表示し、 リスト名を複写利用。(柱、大梁、小梁)
3.【P1】〜【P20】ボタンクリックにより、各ページを計算・集計。  印刷チェック → 印刷プレビュー  以下、各部位共通
全ページ計算】ボタンで一括全計算。 
 シート[断面]および[拾い]の入力(修正)があった場合、 終了時に【全ページ計算】の確認が表示される。以下、各部位共通
 上下階の入力情報が当階数量に影響するため、変更時は【全ページ計算】が望ましい。
4.[階〜階]は、該当階範囲を選択。 各階に同数量が集計される。      (以下、各部位共通
 単独階の場合は、 左右どちらかのみ入力も可。 たとえば [ ]〜[1]  以下、各部位共通
5.階高『』による算定。 但し、基礎階コンクリート・型枠=[]−[基礎]、 地中体積=[GL]−[基礎]。  ※[GL][基礎]は基礎階のみ入力
6.基礎柱鉄筋は柱脚本数にて算定。
7.上・梁成』により仕口部フープ本数が計算され、下部本数と合計される。 ※スパイラル仕口部 → 一般フープ、 溶接 → 全て溶接
8.上下・梁成』により定着鉄筋長を判定する。 L2 or 梁成+余長
9.位置・端部』には端部情報 上図1〜4 より選択。 『』に対し下記選択による増減。 !! 基礎柱+1m、最上階−1m、中間-1+1=0 が基本
 
  1. 基礎階 :+下部余長150mm、 上階連続:+1m
  2. 定着   :+L2
  3. 連続   :±0     上階本数が多い上階筋+1(+1mからを補正)+(下階定着L2 or 梁成+余長)
    連続   :±0     下階本数が多い下階筋−1(+1mまでを補正)+(上階定着L2 or 梁成+余長)
  4. 最上階 :−1m
10.柱脚頭で本数の違う鉄筋: H/2+余長 +(上階連続:+1m、下階連続:−1m)
11.鉄骨造基礎柱では、『下』=1 (基礎階)、『上』=4 (最上階)、 柱頭補強を計測(柱リストにて径・本数を設定)
12.圧接ヶ所は積算標準による。   以下、各部位共通
径違い圧接に対応。      梁の径違いは定着とした
圧接の2段落ちについて・・・・・圧接は径の1段落ちまでである。(共通仕様書) しかし、2段落ちが発生した場合、数量集計上、1段落ちの数量に加算することとした。
(計算書には2段落ち数量が参考表示されるが、3段落ちは表示しない。)
5.大梁(小梁)リスト (目次へ
 
1.大梁リストは150種。 小梁リストは60種。
2.主筋は、D16〜D35(〜D25) 他は、D10〜D16(〜D13) 増コン部主筋、D10〜D32(〜D25) ( )は小梁
3.主筋(L・C・R)』=(端・中・端)=(左・中・右)で本数入力。  鉄筋算定は、拾い方向左より、リストならびに従って計測。
 拾い方向とリスト順が異なる場合、『主筋指定端部』にメモとして記録する。 上図参照
4.持出梁TOP筋有りの場合、 基端本数は基端指定側本数、 反対側本数は無視される。 例えば、リスト4・3・5 1定着・4先端 ⇒ 通し3本+トップ筋1本。 逆4・1⇒ 3本+2本
5.定着d』 (L1・L2・L3)のリスト別設定が可能。 コン強度別を確認  小梁L3:一般20d,片持ち25d
6.土間つなぎ』は、地中梁と土間コン(土間スラブ)のつなぎ筋が必要な場合に入力。  「下筋」はスラブ配筋の場合に適用。
7.増コン』の主筋本数はで設定。 例えば、@300 梁巾300以下で2本、300〜600で3本となる。
8.『トップ筋』・『腹筋』 余長の設定が可能。  ※ 上図右欄参照
9.増コン非補強』とは、増コンの補強筋無しの最大厚。
10.ST@が端部で異なる場合は、全体平均で調整。
11.ハンチには対応しない。 (別途手拾い加算)
6.大梁(小梁)拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、8行×30P=240行。
2.長さ』は、柱間内法寸法。 『地業長さ』は、基礎間(梁間)内法寸法、 地業面積・捨コン型枠を算定。  上図右欄参照。
3.スラブ厚計』は、この梁に接続する床厚の合計、 型枠を減算します。  たとえば、0.15+0.18=0.33、 部分的に異なる場合は片側平均厚とする
4.レベル差』 垂直方向の高さズレと、柱巾(梁巾)に対し、連続・定着を自動判定(1/6以上で定着) 但し、水平方向は手動判定。
5.』には端部情報 上図1〜4 より選択。 長さ』に対し下記選択による増減。
 
  1. 定着    :+L2
  2. 連続    :+『柱巾(梁巾)』/2  但し、前後梁より多い鉄筋:+L2 (定着)
  3. 最上階端部 :+『柱巾』+L2
  4. 先端    :+先端梁成(上筋のみ)
6.』は主筋本数の端部指定がある梁に対し、 『主筋端部』を参考に』『を指名する。  端部指定がリストと異なる場合の処置
7.端部と中央で本数が異なる鉄筋: 端部 L/4+余長, 中央 L/2+余長, 持出梁 2/3L+余長  ・・・ 標準仕様書参照
但し、小梁外端部下筋 L/6+余長, 小梁中央部下筋 L−両端部長+余長
8.圧接は、連続梁:<5.00.5ヶ所, 5.0≦<10.01ヶ所, 10.0m≦2ヶ所, 5.0m毎に+0.5ヶ所、 単独梁7.0m毎に+1ヶ所
9.持出梁の基端は全て定着とした。
10.地中梁では、地中体積算定のために『梁天GL±』を入力。 +値:梁成より、 −値:梁成に加算(土間下増コンを想定)   上図右欄参照
11.土間取合』は、梁天端から土間下端までの高さ『』を増コンとして算入する。 『』は取合長、『』は取合巾。    上図右欄参照
  つなぎ筋は、取合H=0でも算入、 増コンは0
12.土間取合『』は、 増コンの止型枠  1=片側,2=両側,_=無しを選択。
13.土間取合『鉄筋』は、 土間つなぎ筋の端部(片側) 中央部(両側)を選択。 (土間コン端部=1 中央部=2 土間スラブ端部=3 上図右欄参照
14.連続梁がページをまたぐ場合、前後ページの端部情報が鉄筋計算に影響するため、前後ページ入力後計算実行、あるいは最終【全ページ計算】する。
7.梁増コン(大梁・小梁) (目次へ
 
1.入力データ数は、20行×10P=200行 ×6部材。
2.梁リストでの増コン配筋設定が必要。
3.上・下・横』の合成増コンが可能。  ただし、横方向は片側のみ(上図参照)
4.地中体積』、 とGL±によって増コン地中体積を算出。
8.床リスト (目次へ
 
1.床リストは20種。 適応鉄筋はD10〜D16。
2.『コン種』は土間コンとその他コンクリートを別集計。
3.コン強度別の L1,L2、及び L3を確認。 以下、各部位共通
4.継手割付は、鉄筋長6.0m毎に算定、 ただしD16は自由設定の部材長割付による。(鉄筋長:定着を含む, 部材長:定着を除く)
5.上図右 土間端部増しコン形状を確認。
9.床拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、14行×30P=420行。
2.階別コンクリート強度を選択。(L1,L2に影響)  但し、コンクリート強度は集計階に従う。  以下、各部位共通 [床・壁・階段・雑]
3.床底』は、「型枠」「地業」「無し」(デッキ等) より選択。  未選択も型枠算定
4.左・右』には端部情報 1〜8より選択。 『短辺』『長辺』に対し鉄筋加算
 
  1. 定着   :+L2 (上筋)、+L3 (下筋)            短辺方向が小梁でつながる場合のみ「連続」、その他は「定着」が望ましい。
  2. 鉄筋連続 :+『梁巾』/2、+連続床継手0.5ヶ所/4.5m   「連続」は、同配筋・割付が条件。
  3. 止り   :±0              ※ 止型枠・補強筋 無し
  4. 先端   :+先端床厚(上筋のみ)     ※ 止型枠・補強筋 算入
  5. 差筋   :定着L2 (上筋)+継手L1、 L3(下筋)+継手L1
  6. 土間先端 :+土間先端補強厚(上筋のみ)  ※ 補強コン・止型枠・補強筋 算入
  7. 梁下端部 :+L2 (上筋)、 +L3 (下筋) +『梁巾』
  8. 耐圧端部 :+L2 (上筋)、 +L2 (下筋) +『梁巾』 D16以下の耐圧スラブ → D19以上は、15.耐圧版(基礎スラブ)
5.止型枠は、 4=先端,5=土間先端のみ面積算入。 ※ 止め長さを参考表示、 総集計で必要に応じ数量調整 △m2
6.床開口減は、ヶ所に−値を入力。  端部情報は、3=止り4=先端 から選択。 4=先端により補強筋止型枠を算入。
7.床底』が「地業」の場合、「防湿シート」「断熱材」が 1加算)となる。 不要の場合は、消去する。
8.残土H』は、根切底GLまでの高さを入力、 ×面積により地中体積を算出する。
9.ページ単位で床面積計を表示。 チェック用
10.壁リスト (目次へ
 
1.壁リストは20種。 適応鉄筋はD10〜D19。  開口リストは80種。  ADW等 複数のW×Hで構成される建具は分割入力
2.継手割付は、床リスト説明・上図を参照。 但し、縦筋については各階1ヶ所以上、 壁拾い参照。
3.スリット部のつなぎ筋要領の設定。
4.壁式構造、開口上部の梁を壁から減する方法:
通常の開口減では補強筋を加算してしまうため、開口減専用の補強筋無し壁リストを作成。
梁+開口の『開口』リストを作成、 開口拾いにて減。
11.壁拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、16行×15P=240行  ×3×5=15部材  1行:『リスト・種・H・通しH・下部』がセット
2.仕口削除』は、0=「積算標準1=「全削除」 を選択。 _=「積算標準」   拾いページ単位の設定
3.』は壁の形状・種別区分、 下記1〜5より選択。 縦筋の『』に対し下記選択による増
 
  1. 一般壁 :+下部差筋L2+L1 or 下部定着L2、 +上部定着L2、 +継手L1
  2. 耐力壁 :+下部差筋L2+L1 or 下部定着L2、 +上部定着L2、 +継手L1  (L1値の違い)
  3. 腰壁  :+下部差筋L2+L1 or 下部定着L2
  4. 下壁  :+上部定着L2
  5. 腰下  :±0
4.上部通しH』= 上部梁成 or 床厚、 上部通しH継手L1 → 上階通し接続。  通し接続は、上下同位置・同配筋 (たとえば耐力壁)
上部通しH』= 0 → 上階 定着L2。
5.下部』は、「差筋、定着、継手、スリット」より選択。 ※ 通常「差筋」を設定
 下階からの通し筋 → 継手(+0)を選択。  スリット → 水平スリット算定、 下部定着 → つなぎ筋。
6.横筋定着は、『』 0=接続 1=片側接続 2=両側接続 を選択。  接続無の場合の両側止め型枠拾いを○×選択。(上図最上:共通事項)
横筋継手ヶ所は、『』より自動算定。
7.』:コーナー筋は、ヶ所数ではなく、該当壁での合計本数を入力。
』:縦スリット のヶ所数を入力。
12.開口拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、4種×10行×10P=400行。
2.開口は、特定壁対象ではなく、 壁リスト別の拾いとなる。 (どの壁からではなく、どのリストから)
3.』は開口部位置を示す、 上記1〜11より選択。 = 補強筋位置選択
4.鉄筋数量は、 開口寸法 + 開口位置が周辺に接する場合の定着長 
開口内継手、 および 下部取合い(No2・5・9・10・11)は、算定しない
5.スリット』は、壁拾いでのスリット長に対し、開口部を減算する。 そのため開口位置がスリット接続の場合のみ有効となる。
スリット減算が有効となる形 ⇒ 横:2・5・9・10・11 縦:4・5・6・7・8・9・11 (横スリット減算は下辺のみ)
6.開口補強筋は、下辺差筋その他定着
7.開口リストを右に参考表示、 コピー貼付。 (ダウンリスト選択より早い!)
13.階段リスト (目次へ
 
1.階段リストは、5種(段部・オドリバ・手摺がセット)  適応鉄筋はD10〜D16。
2.段部配力筋』上筋がイナズマ筋、  『段部受筋』は周辺壁内の補強筋。
3.各種定着長を自由設定。
14.階段拾い (目次へ
1.入力データ数は、8行×5P=40行。   1リスト選択に対し、2行(折返し1回分)
2.@AB寸法は上図参照。 踏面型枠算入。 段部片定着は先端止型枠を算入。
3.『段部定着主筋』・『オドリバ定着 短・長』は、 周辺壁に対する定着ヶ所  1=片定着、2=両定着 より選択。
4.斜め手摺は、斜めHではなく垂直H、水平延べ長さを計算式入力。  補強筋は段部同勾配にて自動補正
5.その他拾い にて雑調整。
15.耐圧版リスト(基礎スラブ) (目次へ
 
1.耐圧版リストは5種。 適応鉄筋はD10〜D25。
2.L1L2は、コンクリート強度、鉄筋径選択に連動。
3.カットオフ筋未対応。 受け筋無し (主筋D16以下 → 床:耐圧スラブ)
16.耐圧版拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、14行×5P=70行。
2.取合』は、地中梁接続部の型枠控除を指示。
3.空m3H』は、耐圧版天端 GL(または 床スラブ下端)までのを入力、 残土用地中体積を算出する。
4.左・右』には端部情報 下記1〜4を選択、 『短辺』『長辺』に対し加算。
 
  1. 端部定着 :上筋:+L2、 下筋:+L2 +『梁巾』
  2. 連続   :+『梁巾』/2    連結する床の配筋が同種・同方向の場合のみ連続が望ましい
  3. 先端   :上筋:0、  下筋:+先端床厚
  4. 定着   :上筋:+L2、 下筋:+L2
5.床底は全て地業面積に算入。  先端指示では、余巾+100
17.雑リスト (目次へ
 
1.雑リストは、6×6−1=35種、 A単独、B単独、ABの合成。 上図参照  適応鉄筋はD10〜D16。
2.補強筋』は、横方向の本数。 縦補強は拾い時。
3.@は、拾い作業時に入力。
4.継手割付@は、躯体部材長(定着を含まない)に対し自由設定。
18.雑拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、9行×6P=54行 ×16部材。
2.』は定着ヶ所数、 『』はコーナー筋本数計、 継手は@自動算定。
3.増厚』は、土間下増コンを梁巾にて算入した場合の鉄筋調整。  上図右参照
4.床厚』の入力により、持出しスラブ(先端梁)の「上下壁」と判定、 @よりコンクリート・型枠の床厚分を控除、 縦筋はH+床つなぎ筋を算定。
5.機械基礎拾いの専用シートをシステム化。 → 機械基礎シート
19.基礎リスト (目次へ
 
1.基礎リストは20種。 適応鉄筋は、 ベース筋がD10〜D29、 その他はD10〜D22。
2.』は形状1〜6から選択。  形に応じた X・Y・Zを入力。  鉄筋は、本数 ・ @のどちらかで入力。
3.H・底』は、梁取合によるコンクリート・型枠の増減、補強算定に必要。
4.取合い算定のために 柱・梁の断面リストを複写する。  上図、記号・断面・梁ST
5.上図下部 『取合』は、接続部補強筋。 Aは主筋・本数,BCは梁ST同径同@。 (原則、D≦1000となっているが、上限無しで計算)
20.基礎拾い (目次へ
 
1.入力データ数は、6行×8P=48行。 その他補助拾い
2.基礎・柱・梁の断面と 梁GL±により、 取合数量が算出される。
3.柱位置』は、上図グループより選択、 柱位置により4方向(a〜d)の取合長さ』 が算出される。
4.地中梁』では、a〜d取合長さに位置する梁のリスト名・GL±・ヶ所を入力。
5.柱位置調整』は、それぞれの標準位置からのズレ調整。  位置によってとなる場合に注意
6. 取合い梁種類が多い場合、別行にて残りを拾うことになるが、 基礎のヶ所数は必要なし、リスト名のみ選択。
基礎本体と取合数量は別計算。 また、基礎数量のみを算出する場合は、柱・梁の設定は不要。
7.上部項目行に取合いヶ所計を表示。 (拾いチェック用)
21.共通拾い (目次へ
 
1.部位別拾いで対応できなかった 補強筋特殊形状 等を手拾い。 総集計ファイルにて自動集計。
2.シートは 「」、「」、「床壁雑」、「基礎耐圧」。 +予備として 「共通」
3.「梁」→ 大梁・小梁、 「床壁雑」→ 床・壁・雑、 「基礎耐圧」→ 基礎・耐圧 を選択。
4.コンクリート』『型枠』には、計算値に対する「掛け率」を入力。  たとえば、床面積計算値に対し、コンクリート厚0.15、型枠1.0
5.』:その他拾い項目を、ダウンリストより選択。  上図参照、 拾い項目は各シートを参照
22.断面リストのリンクと参照  (目次へ
各部位での 拾い作業の参照として、 部材リスト・形状を一覧表示・印刷する。 (柱・大梁・小梁・床・壁・開口)
同フォルダ内の 各部位ファイルにリンク
23.総集計ファイル  各ボタンの説明にリンク  (目次へ
 
 
1.概要入力: 工事名・階・面積、 コンクリート強度、 地業厚等を確認。  入力階のみ集計可能
2.各部位・根切り拾い終了後、 [全集計] → [集計表]・[歩掛表]
3.内訳調整: 土工事調整、 仕様分類、 詳細項目、 仕上関連数量の入力後、 内訳形式に変換
24.全集計(集計シート)  (目次へ) (総集計Top
 
1.集計をクリック → 集計ファイルを選択(表示同フォルダから) → 自動集計。   上図は、柱データを転送した例、(水平整列)
2.『集計2』は、補助ファイル集計 (柱・大梁・小梁・床・壁)  追加の別ファイルを集計
3.基礎や耐圧の地中梁取合い数量大梁シートに集計。  基礎階(F1・F2)の壁・階段数量シートに集計。
4.上図右、『P計』は、各部位のページ単位の集計を表示。
5.各部位シートの下段、集計確認表を利用し、 階合計を比較する。
6.確認後は、部位ファイルを閉じる。  3段4段と分割表示となるため
25.集計表の確認と印刷  (目次へ) (総集計Top
1.集計表は枚構成。  枚目は全体集計拡大表示)、 2〜4枚目は部位毎の階別集計
2.全体集計では、鉄筋延べ長さ土工事関連歩掛りも表示される。
3.枠は、その他拾いの調整枠。
26.歩掛表  (目次へ) (総集計Top
 
27.数量明細の最終調整、内訳作成  (目次へ) (総集計Top
 
1.項目・仕様・単位(黒枠)を確認、 調整数量・他拾い数量(青枠)を入力。
・ 埋戻し・盛土・残土 の処理方法を選択し、 残土処理条件を設定。
残土数量(地中体積)は、 コンクリート・基礎地業・土間関係・空体積。 +計算式枠にて数量調整。
・ 1回当たりの打設数量によりポンプ車セット回数を算出。 ※数量等を加味して最終調整 多すぎる場合は−値
・ 各階コンクリート数量表より温度補正を設定する。
2.各種型枠 (打放、曲面、特殊、屋根伏せ、止型)、 スリット、目地・面木、スタイロ等を確認。
3.鉄筋  および kg の表示切り替え。  鉄筋加工組立費を、ロス除・含をロス率にて設定。
4.『内訳』ボタンにより、下図内訳書を作成。
 
内訳作成』ボタンにより新規内訳が作成される。
再作成では、全て消去される。 注意!
28.根切 (目次へ
● 計算基準
 
1.H=5mを越える深さには対応しない。
2.余掘巾は、積算基準(0<0.5≦1.5<H×0.3÷2+0.5≦5)による。  ※ 修正不可、必要あらば断面にて増減
3.基礎・梁は 軸をセンターに計測。 土間面積もこれに従う。
4.隣接する基礎間・梁間の根切巾が重複する場合、 その間に位置する梁・土間では重複する伏せ面積に対し
 同加算し数量調整する。
● 部位断面の設定
 
土間部は、基準GL高さを設計GLとするか現状GLとするかによって、 盛土と根切の状態が切り替わる場合がある。 
この時、土間の盛土状態(−値)を設定しておくことにより、盛土→根切への自動切り替えに適応。
また、GL調整により根切土を盛土転用するなど、 残土処分量低減のための最適解を検討する。 (VE提案)
● 軸設定と部材配置
 
1.軸寸法は、通り芯が原則。  必要に応じ梁センター等の測定寸法とする。 → 軸中心とならない基礎・梁に対し別途芯調整を行う。
2.主要軸の他に、 小梁・ピット・土間段差等毎の軸寸法を設定。        → 軸数を少なくする為に、少々の芯ズレは無視する。
水廻り・コア部等は、総堀 or 個別拾い併用を検討。 (旧標準の根切残1m以下の自動算入を中止)
3.斜め軸,曲線軸 には対応しない。 (個別拾い or 梁巾調整による簡便法)
4.X(10)×Y(20)よりも大きくなる場合は、 最右軸・最上軸をダミー指定非集計する。  つづき(別ファイル)は、ダミー軸より入力。
5.山留・地下基礎には対応しない、別途手拾い。 H3mで山留余堀とほぼ同じ、5mでは余堀1.25m
6.軸により切れる梁・土間も全て番号入力。 ただし、梁交点を梁、 梁無軸を土間として自動認識。
7.ピット廻り壁は、梁として入力。 あるいは、外面を芯として設定,部材配置無し。
8.基準高調整は、 全ての断面設定に対し一括増減。
● 芯調整    設定軸に対し、部材センターのヨリ寸法を入力。 右方向、上方向が+値
 
個別拾い   ・全体配置拾いからもれる部材を算出。 (単独基礎, 斜・曲軸梁, 軸設定外部材) 土間基礎減は未対応。
計測     ・部材毎の計測寸法を表示。
● 計算     ・部材毎の面積、体積を表示。
土間     ・土間部面積(梁間躯体寸法)を表示、空体積,シート・断熱面積等に活用。 H<0のみ盛土算定

29.寸法計測  ・・・ 平面配置によって梁長, 床寸法, 壁高さを算出する。  ※詳細説明 → 「寸法計測」(別ページ)

 

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